疲れたと言ってはならない

子育てや家族の事

「疲れた。」と、子供の前で言ってはならない。

という話しを、第一子の長女が生まれた頃に聞いた。

理由は子供が聞いた時に、「お母さんは、私のせいで疲れてるんだ。」とピュアな心に思わせてしまうからだと。

その時は、「たーしーかーにー!!」って思って、子供の前では「疲れた。」と言わずに頑張った。

長女は本当に抱っこ姫だったので、夫婦で死ぬかと思うくらい抱っこし続けて、色々限界を迎え、、、それでもこどものまえで言っちゃいけないんだと、必死で堪えた。

あの頃の私はえらかった。色々偉かった。

そこから13年。

私は「疲れおかこ」の呼称を頂き、まいにち疲れた疲れたを連発している。

どこかで変わってしまった私。

そして今もまたピュアな心を持った2歳とか4歳とかのちびっこがいる。この子らは「あゝお母さん、私のせいで疲れてるんだ。」って思っているのか??というと、これはぜーったい、思ってない!!

むしろちょっとそんな風に思ってくれても良いんだけど、これが決してそうじゃない。

下の2人はものすごい図太い。打たれ強い。へこたれない。常にお姉ちゃん達に怒られたり迫害されているからか、ちょっとの事じゃめげない精神を備えるようになってしまった。

お父さんに怒鳴られたり摘み出される位じゃぜんぜん堪えてない、羨ましいメンタルの持ち主に。

そんなだから、私が「疲れたー。」なんて声は響いてない。なんなら疲れたと倒れている私の上に乗って「動いて!!」「起きて!!」って怒ってる。

子育てに正解はない。って言うけど、本当にそう思う。子供は逞しい。

上の子達は逆に下が出来ると、そっちもまた十分に手がかけられなかったりしてしまったけど、こちらはこちらでしっかりしている。本当に逞しい。

不器用な私が5人も子供を授からせて頂いて、何も出来ないと思うばかりだけど、私が育ててるんじゃないみたい。

だから私はせっせとご飯作って食べさせて、風邪ひいたら病院連れてって、しっかり遊ばせて洗濯回して、めいっぱい可愛がろう。

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