独身の頃の趣味は旅行。
大人になるまでに海外に行きたい夢があって、初めての飛行機はタイに行った19歳の時。その後も沖縄や韓国など、飛行機を使っての旅行も何度もしてきたんだけど、今回初めて、、
飛行機に乗り遅れそうという事態に。
朝の空港へ行く道は混むのを予測して、空港でゆっくり朝食食べようと、かなり早目に出発したのにも関わらず、予測より1時間も遅れる大渋滞に巻き込まれている。これはひょっとして間に合わないのではと、心も重たく車に揺られるならまだしも、車は完全に止まっている。
途中で下道に変更して高速降りるも、降りた先もやはりの渋滞。
慌ててGoogleでどうすべきかを調べて、一先ずソラシドエアさんに電話する。「渋滞が予測よりも酷くて、間に合わないかもしれません。」と。総合案内のお姉さんは「当日の予約変更はカウンターでないとできないし、ここで確約もできません。カウンターに来て事情を話しして振替できるか相談してください。」とのこと。
パーキングにも連絡すると「その時間だともう間に合いませんね。便の変更をお勧めします。」とメールで冷静な対応。こちらは電話対応がなく、メールのみだが、素早い返信がありがたい。
さて、普段は黙って運転する旦那さまがなんだかよく喋る喋る。あぁ、心の中ではかなりドキドキしてるんだろな。何喋ってたか全然覚えてないから、私もかなりパニクってたんだろな。
道は高速に戻り、どんどん進むんだけど、到着予定時刻はどんどん遅れていく。これは無理かな。いや無理だな。段々と無理が確定していく。
旦那さまとの会話も、無理を前提に進んでいくけど、頭の中はなんだか真っ白で現実味があるようなないような不思議な感じ。まさか飛行機に遅れると思ってなかった。しかも向こうで親族と待ち合わせをしている。次の飛行機を一応調べると、空席はなんとかあるようだ。でもLCCの場合、こっちの都合で遅れた場合は振替ではなく、一旦キャンセルして、再度チケットを取るという形になる。チケット取り直すといくらかかる??
調べるしかないよね。
なんと7名で片道30万円也!!
いーや、どうするか?
ちなみに最初に早割で取った往復チケットは約15万円。
ここまで来て、車で行ってしまうかという話しも現実味を帯びてくる。車で行くとノンストップで14時間。当然だけど、帰りのチケットもどぶに捨てることになる。到着も真夜中かー。
頭が回らないまま、パーキングに到着。もう出発5分前。既に荷物の預け入れ時間は終わっていて、そもそもバスで空港まで10分はかかるだろう。どう足掻いてみても乗り遅れた。
兎にも角にもカウンターまで来てくださいとの事だったので、弱々しい足取りで、というよりは空中を歩くかのようにカウンターへ。
淡々と
これまでの経緯を話しすると、目の前の美しいお姉さんは一言「振替可能な時刻が出発時間から5分以内となります。その時刻を過ぎていますので、再度チケット発行になります。」
「で、ですよね。」しか出てこない。
ところがその時、美人なお姉さんの隣にいらした、seventeenのジュン似(娘達曰く、ジュンの姉妹かと思った。って。)のこれまた美人なお姉さんが、「あ、お調べ致しますので、少々お待ちください。」と微笑んで私を見ておられる。
女神降臨か⁈
お二人で裏手に行かれ、戻ってこられて最初のお姉さんの口が開く。そして出てきた言葉は、、
「本来、再発行の手続きをするところですが、今回は事前にご連絡下さっていた事もあり、今回に限って振替えでご用意致します。」と。
またもや言葉がない。「すみません、ありがとうございます。」がやっと。
運良くその次の便に空席があり、そこに乗れる事に。やはり女神様だったのだろう。ジュンに似たお姉さん。名札の名前を皆さん隠しておられたので、もうお礼の言いようも無いけど、お姉さん、本当にありがとうございました。
そこから手荷物を預けるのにも30分。人の多さに対して、色々キャパオーバー気味に感じる。駐車場もぜんぜん足りて無いし。
羽田発で国内旅行するときは、国際線に乗るつもりで来ないと、間に合わないなと勉強。
みんなお腹も空いているので、何か食べに行こうかと悩んだけど、もう遅れちゃまずいよねと言う気持ちと、チビ達がいるのでコンビニでお弁当を買って、飛行機の見える休憩所で食事。
その後空港が空いていたのもあって楽しく過ごし、いざ飛行機へ。ところが飛行機を一番楽しみにしていた、乗り物好きの長男は、搭乗口の目の前で撃沈。眠気に勝てない2歳児の姿を横目に、無事搭乗。
搭乗してみると、ほぼ満席に見える。6席わりと固まって取ってもらえたのも奇跡に近い。
本当に、女神様降臨のおかげで、無事に九州の地を踏めそう。本当にお世話になりました。また乗ります。ソラシドエア。
そもそも7人全員風邪もひかずに出発できた事自体が奇跡的。そして女神様の神対応。感謝感謝の旅の始まりでございます。

